ザ・ブルーベルズ (The Bluebells) は、スコットランドのインディー・ポップ(ギターポップ)、ニュー・ウェイヴのバンドで、1981年から1986年にかけて活動し、その後、1993年、2008年 – 2009年、2011年、2018年にそれぞれ再結成し、短期間だけ活動している。
経歴
ザ・ブルーベルズは、同時期の同じスコットランド出身のグループであったアズテック・カメラやオレンジ・ジュースと同じようにジャングル・ポップ的なギター中心のポップを演奏していた。彼らが全英シングルチャートのトップ40に送り込んだ楽曲には、いずれも結成時からのギタリストであるボビー・ブルーベル(Bobby Bluebell、本名:ロバート・ホッジェンス Robert Hodgens)が書いた、「I'm Falling」、「Cath」、そして最大のヒットとなった「ヤング・アット・ハート (Young at Heart」があった。「ヤング・アット・ハート」はバナナラマのシヴォーン・ファーイとの共作で、元々はバナナラマがアルバム『キューティー・ハート (Deep Sea Skiving)』に収録したものであるが、1984年にザ・ブルーベルズとしての最初のリリースがなされた際に全英シングルチャートの8位まで上昇するのに貢献したヴァイオリン奏者のボビー・ヴァレンティノも、このバージョンの共作者となっている。ザ・ブルーベルズは、EP『The Bluebells』と、アルバム『Sisters』をリリースした。
バンドは、1980年代半ばに解散したが、1993年に「ヤング・アット・ハート」がフォルクスワーゲンのテレビ・コマーシャルに使用されたことを契機に、予期せぬ形でリバイバルした。リイシューされたシングルは、全英シングルチャートの首位に4週間とどまり、一時的に再結成したバンドは、BBCテレビジョンの『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演して、この曲を演奏した。その後、コンピレーション・アルバム『The Singles Collection』がリリースされ、1993年4月には全英アルバムチャートの27位まで上昇した。
2008年の遅い時期に、結成時のメンバーであるマクラスキー兄弟とボビー・ブルーベルによってバンドが再結成され、2009年1月23日にグラスゴーで催されたオレンジ・ジュースのボーカリストだったエドウィン・コリンズの公演のサポート・アクトを務めた。2011年5月29日には、ドイツのサウスサイド・フェスティバルにバンドとして参加した。2018年12月17日にはBBCスコットランドの番組『The Quay Sessions』のクリスマス特別番組に出演して演奏した。また、BBCスコットランドのシットコム『Still Game』の最終シリーズのあるエピソードに出演して、「ヤング・アット・ハート」を演奏した。
この間、2014年には、ロンドンレコードとの契約以前の、未発表音源を含む初期作品を集めたアルバムが、ボビー・ブルーベルを中心に編集され、『Exile On Twee Street』としてリリースされた。
メンバー
- ボビー・ブルーベル(Bobby Bluebell、本名:Robert Hodgens、1957年6月6日 - 、スコットランド出身)- ギター
- デイヴィッド・マクラスキー(David McCluskey、1964年1月13日 - 、スコットランド・ハミルトン出身)- ドラムス
- ケン・マクラスキー(Ken McCluskey、本名:Kenneth McCluskey、1962年2月8日 - 、スコットランド・ハミルトン出身)- ボーカル/ハーモニカ
- ローレンス・ドネガン(Lawrence Donegan、1961年7月13日 ー、スコットランド・スターリング出身)- ベース
- クレイグ・ギャノン(Craig Gannon、1966年7月30日、イングランド・マンチェスター出身)- ギター
- ニール・ボールドウィン (Neil Baldwin) - ベース
- ラッセル・アーヴァイン (Russell Irvine) - ギター
- ゲイリー・クロウリー (Gary Crowley) - ギター
ディスコグラフィ
アルバム
シングル
脚注
外部リンク
- Allmusic Guide The Bluebells




