20代 宮坂 伊兵衛(みやさか いへえ、1893年(明治26年)9月 - 1974年(昭和49年))は、日本の実業家、政治家。長野県諏訪市長(初代)。旧名は宮坂登。

来歴

長野県諏訪郡上諏訪町(現諏訪市)に、酒造業「大布屋」第19代宮坂伊兵衛有紹の長男として生まれる。旧制諏訪中学(長野県諏訪清陵高等学校)を経て、早稲田実業学校卒業。家業・宮坂伊兵衛商店、高島銀行で勤務。1921年(大正10年)第20代伊兵衛を襲名し、高島銀行頭取に就任。翌年以降、合併先の第六十三国立銀行、八十二銀行の監査役を務めた。1933年(昭和8年)法人化した宮坂醸造の初代社長となる。その他、諏訪倉庫監査役、昭和倉庫監査役なども務めた。

1936年(昭和11年)上諏訪町会議員に就任。1941年(昭和16年)8月、市制施行で諏訪市が誕生し、同年11月、初代諏訪市長に推挙された。同年12月、林虎雄を市助役に任命するなど、行政組織を確立した。1942年(昭和18年)5月に退任し市長を1期務めた。

退任後は長野県公安委員会委員、諏訪商工会議所会頭などを歴任した。  

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 『日本の歴代市長 第2巻』歴代知事編纂会、1984年。
  • 『長野県歴史人物大事典』郷土出版社、1989年。



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