シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォ（Cynthia Erivo, 本名：Cynthia Chinasaokwu Onyedinmanasu Amarachukwu Owezuke Echimino Erivo、 1987年1月8日 - ）は、イギリスの女優。

来歴・人物

ロンドン・ランベス区ストックウェル出身。両親はナイジェリア人。イースト・ロンドン大学と王立演劇学校に学ぶ。

2011年に女優デビュー。同年に舞台『シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜』のイギリスツアーで主人公デロリス・ヴァン・カルティエ役を、2013年にはロンドンで上演された舞台『カラーパープル』の主人公セリー役を演じた。2015年からブロードウェイでも同じ役を演じ、2016年に第70回トニー賞でミュージカル主演女優賞、第59回グラミー賞で最優秀ミュージカル劇場アルバム賞を受賞した。

その後、映画やテレビドラマにも出演、2019年の映画『ハリエット』でアメリカの奴隷解放運動家ハリエット・タブマンを演じると共に主題歌「スタンド・アップ」（Stand Up）も担当、第92回アカデミー賞で主演女優賞と歌曲賞にノミネートされ、高い評価を受けた。

2024年には、舞台ミュージカルの映画化である『ウィキッドふたりの魔女』に主人公エルファバとして出演。歌唱シーンも自ら披露し、映画のサウンドトラックはビルボード200で初登場2位を記録した。また、第97回アカデミー賞では自身2度目となる主演女優賞にノミネート。黒人女優として同部門で複数回ノミネートされるのは、ヴィオラ・デイヴィスに続いて2人目である。本作の続編『Wicked: For Good』でも同役を続投する予定である。

バイセクシュアルであることを公表している。