海会寺(かいえじ)は、愛知県刈谷市元町1丁目2にある曹洞宗の寺院。山号は龍雲山。

歴史

創建は諸説あり定かでないが、現在の刈谷市域で最古の寺院とされている。かつては天台宗か真言宗であった。曹洞宗としての開山は室町時代初期の応永年間(1394年-1427年)である。庭厳門公長老がこの寺に住持していたとき、遠江国浜松にある普済寺の利山義聰(寒巌派、法皇派、普済寺十三門派)和尚がここに留錫。そのとき庭厳門公長老は、利山義聰和尚の高徳に帰順し、自ら弟子の礼をとって曹洞宗海会寺第一祖とした。かくして利山義聰和尚の名は広く知れ渡り、その徳を慕って四方から多くの弟子が集まって来たので、応永20年(1413年)に楞厳寺(現・刈谷市天王町)を創立。近世から近代には元刈谷村に属していた。

境内

境内にはシイの巨木があり、その幹周は8.8メートル、樹高は10メートルである。

文化財

県指定文化財

  • 木造聖観世音菩薩立像

所在地

所在地
  • 愛知県刈谷市元町1丁目2
アクセス
  • 名鉄三河線刈谷市駅より徒歩約10分

脚注

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 楞厳寺(海会寺) - ウェイバックマシン(2015年9月19日アーカイブ分) - 刈谷市
  • 刈谷市 歴史の小径 ⑩海会寺 - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分) - 刈谷市教育委員会 (PDF)

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