アポロケンタッキー(欧字名:Apollo Kentucky、2012年2月2日 - 2022年6月20日)は、日本の競走馬・種牡馬。主な勝ち鞍は2016年の東京大賞典、みやこステークス、2017年の日本テレビ盃。巨漢ダート王と呼ばれた。

経歴

2歳 - 3歳(2014 - 15年)

2014年10月11日、京都競馬場の新馬戦(芝1400メートル)に和田竜二が騎乗してデビューし2着。以降、2戦芝の競走に出走するも勝ち上がることはできなかった。初のダートとなる未勝利戦ではクルーガーから0.2差の2着となり、ダート2戦目で後方2馬身離して初勝利を挙げた。昇級2戦目の500万円以下で勝ち上がると、オープン競走の青竜ステークスに出走した。夏休みを挟んで10月の鳴滝特別で復帰し、再度芝に挑戦するものの10着に敗退。ダートに戻り、1000万円以下を勝利し、昇級初戦となる晩秋ステークス(1600万円以下)ではモズライジンにハナ差及ばず2着となった。

4歳(2016年)

古馬となり初戦の2月の金蹄ステークスで1番人気に推され、センチュリオンに4馬身離して勝利し、オープン昇格を果たした。その後、1番人気に推されて、仁川ステークスとブリリアントステークスを連勝。重賞初挑戦となるシリウスステークス(GIII)では、4番人気に支持されて優勝したマスクゾロとタイム差なしの3着に敗れた。1番人気に推されたブラジルカップでは8着に敗れるも、みやこステークスでは中団でレースを進め、直線で一気に先頭に立つと外から脚を伸ばしてきた1番人気グレンツェントの追撃を振り切り重賞初制覇。続くチャンピオンズカップで5着と力を示し、返す刀で年末(12月29日)の東京大賞典においてアウォーディー以下G1馬6頭を一蹴しGI初制覇を果たした。

5歳(2017年)

3月25日、初の海外遠征となったドバイワールドカップは9着に敗れた。帰国後の帝王賞でも5着に敗れたものの、続く日本テレビ盃ではサウンドトゥルー、ケイティブレイブ、モーニンとの叩き合いを制して重賞3勝目を飾る。しかしその後はJBCクラシック8着、チャンピオンズカップは当日に右前肢跛行で出走取消、連覇を目指した暮れの東京大賞典でも4着に敗れた。

6歳-7歳(2018年-2019年)

2018年の初戦となった川崎記念ではケイティブレイブの2着に入り、続くダイオライト記念ではケイティブレイブと共に1倍台の支持を集めての2着と復調気配を見せたが、次走の帝王賞で7着に敗退。その後は船橋競馬場でのレースでは3着以内に入るものの他では惨敗という競馬が続いた。

2019年9月23日の日本テレビ盃では実況が「歩くようにゴール」とアナウンスするほどの大差の最下位に敗れ、船橋競馬場で初めて馬券圏内を外してしまった。このレースを最後に9月27日付で競走馬登録を抹消し現役を引退した。

引退後

引退後はレックススタッドで種牡馬となった。

2022年6月20日、盲腸破裂のため死亡。10歳の若さであった。

エピソード

2017年1月13日、東京大賞典での検体検査によって、規制薬物である消炎鎮痛剤(デキサメタゾン)が検出され、裁定委員会が設けられたが、 競馬法に定められた「禁止薬物」とは異なり、競走能力への影響はないため、事後失格の対象とはならない。

馬体重570kg台での出走もある程の巨漢馬であり、特に2016年の東京大賞典優勝時の馬体重565kgはヒシアケボノが保持するJRA・GI優勝馬史上最高馬体重の記録560kgを上回る数字となっている。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。

種牡馬成績

レックススタッドで種牡馬入りし、初年度の種付け料は10万円(種付時まで支払)、20万円(受胎条件)、30万円(出生条件) の3パターンが用意された。

2023年8月4日の笠松3Rをアースリリイが勝利し、中央競馬、地方競馬含めて産駒の初勝利を挙げた。

主な産駒

地方重賞優勝馬

  • 2021年産
    • リメンバーアポロ(2023年金沢ヤングチャンピオン)

血統表


脚注

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post

数量限定。ケンタッキー新作「ごま油香るパリパリ旨塩チキン」を食べてみた! macaroni

アポロケンタッキー引退、種牡馬に 競馬ニュース netkeiba

アポロケンタッキー (Apollo Kentucky) 競走馬データ netkeiba

ケンタッキーアプリ 小型ミッションバイク数寄者 GSX R125 Z125

アポロケンタッキー(USA)|JBISサーチ(JBISSearch)