堀川 芳雄 (ほりかわ よしお、1902年10月6日 - 1976年3月18日)は、日本の植物学者。蘚苔類の分類学的研究で知られる。理学博士(東京帝国大学・1934年)。元広島大学教授。

来歴

熊本県玉名郡出身で、熊本県立玉名中学校、広島高等師範学校、東北帝国大学を卒業した。広島高等師範学校の教授となり、1934年に東京帝国大学より理学博士の学位を取得した(学位論文は「Monographia hepaticarum australi-japonicarum (南日本産苔類植物誌)」)。

日本各地や樺太、ミクロネシアで採集研究を行い、1936年に"Studies on the Hepaticae of Japan"(「日本産苔類の研究」)を発表した。ヤクシマアミバゴケ(Hattoria yakushimensis (Horik.) R.M. Schust)など多くの新種の記載命名をおこなった。

1941年に広島文理科大学教授となり、学制改革後の1953年に広島大学教授となった。広島大学付属宮島自然植物園の設立に寄与し、学術誌「ヒコビア」を創刊した。

著作

  • 『日本苔類の研究』
  • 『厳島に自生する植物種類誌』(1942年)
  • 『植物生態学』 (1951年)

脚注

参考文献

  • 大場秀章編『植物文化人物事典』日外アソシエーツ、2007年。ISBN 4816920269

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堀川 裕之 (hiro.horikawa) • Threads, Say more

堀川 九州ハニーズ

「生態植物図鑑」 堀川芳雄著 文化芸術社 昭和31年発行の初版本