大師前駅(だいしまええき)は、東京都足立区西新井一丁目にある、東武鉄道大師線の駅。駅番号はTS 51。
歴史
- 1931年(昭和6年)12月20日:西板線(現・大師線)西新井駅 - 当駅間開通時に終着駅として開設。
- 西新井駅と上板橋駅を結ぶ西板線の第一期区間であった。
- 当初は浅草雷門駅(現・浅草駅)より2両編成電車が直通していた。
- 1945年(昭和20年)5月20日:営業休止。
- 1947年(昭和22年)5月21日:営業再開。同時に路線名改称に伴い、大師線の駅となる。
- 1968年(昭和43年)12月1日:環七通り拡幅のため、現在地へ移転。
- 1991年(平成3年)7月26日:仮駅舎で高架化。
- 2012年(平成24年)3月17日:「TS 51」の駅番号が設定。
- 2015年(平成27年)3月27日:発車メロディ導入。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する高架駅。なお、構造上は島式ホーム1面2線とすることも可能であるが、ホーム北側1線分は蓋をしてホームと同一面の状態にしており、駅規模を考えるとホーム幅は広い。
発車メロディとして「Passenger」が導入されている。
地上とホーム間を連絡するエレベーターや上り専用エスカレーターが設置されており、診療所などのテナントが入居する駅ビルが併設されている。高架下を含めた構内には東武バスセントラル西新井営業所が併設されている。
移転前の駅は現駅南側となる環七通りを越えた辺りにあり、アーチ状出入口が連なる欧風駅舎であった。地上駅時代は乗車ホームと降車ホームが分離されている頭端式構造であった。
のりば
駅構内
- 1F
- くすりの福太郎
- 足立区小規模保育室チェリッシュ大師前駅
- 2F
- 持田医院
- 東武大師前クリニック
- 3F
- ホーム
特徴
東武鉄道の無人駅の中では最も乗車人員が多い。自動改札機・自動券売機・自動精算機は設置されておらず、入口にその旨が掲出されている。当駅の乗車券発売や改札などの機能については、西新井駅構内の乗換通路上に当駅発乗車券が購入出来る券売機や連絡専用自動改札機を設置して処理をしている。この他に同様の形態を取る駅としては、名鉄築港線東名古屋港駅や西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線(和田岬線)和田岬駅が挙げられる。
出札窓口は通常シャッターで閉鎖されている。正月など西新井大師参拝客が多い時期には職員を配置して乗車券発売を行う。有人改札ブース(ラッチ)も設置されているが、西新井駅に自動改札機が設置されているため、多客期でも使われない。
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は12,557人である。2008年(平成20年)、駅西方に日暮里・舎人ライナーが開通し、西新井大師西駅などの開業によって利用者がそちらへ移乗したこともあり、近年の乗降人員はピーク時の半分程度まで減少している。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
昭和
平成
令和
駅周辺
すぐ近くに駅名の由来となっている西新井大師(總持寺)がある。
バス路線
最寄りバス停留所は「西新井大師」・「西新井大師前」・「西新井車庫」となる。以下の路線バスが乗り入れ、東武バスセントラル・国際興業・東京都交通局(都営バス)によって運行されている。
その他
- 2008年(平成20年)3月30日に開業した日暮里・舎人ライナーでは、尾久橋通り上に「西新井大師西駅」が設置されている。当駅とは約1.7 km離れており、また西新井大師へは当駅の方が至近である。
隣の駅
- 東武鉄道
- 大師線
- 西新井駅 (TS 13) - 大師前駅 (TS 51)
脚注
出典
利用状況に関する出典
- 東京都統計年鑑
- 東武鉄道の1日平均利用客数
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 大師前駅(駅情報) - 東武鉄道




