天寧寺(てんねいじ)は、東京都青梅市にある曹洞宗の寺院。
歴史
1471年(文明3年)または文亀年間(1501年 - 1504年)、一華文英によって開山された。
当地には、元々、平将門が天慶年間(938年 - 947年)に創建した「高峯寺」があった。しかし戦火でまもなく廃寺となった。その後、将門の末裔を称する三田氏宗が旧高峯寺跡地に寺を創建した。「天下安寧」を祈願し、寺号を「天寧寺」とした。
江戸時代は、37の末寺を擁する中本寺であった。伽藍は曹洞宗特有の寺院建屋配置である「七堂伽藍」に準じ、仏殿を略し客殿型法堂にその機能を持たせた「仏殿省略型永平寺式(永光寺式)」と呼ばれる形式である。
文化財
- 天寧寺境域(東京都指定史跡 昭和35年4月1日指定)
- 三田氏位牌裏書(青梅市有形文化財 昭和39年11月3日指定)
- 世尊寺の釈迦如来坐像(青梅市有形文化財 昭和49年1月1日指定)
交通アクセス
- 東青梅駅より徒歩18分。
脚注
参考文献
- 柴田博、相川浩子 著『武蔵野古寺巡礼(シバ巡礼シリーズ2)』シバ、1994年
- 山折哲雄 監修、槇野修 著『江戸東京の寺社609を歩く 山の手・西郊編(PHP新書)』PHP研究所、2011年
外部リンク
- ようこそ七堂伽藍の天寧寺ホームページへ




