UEFA EURO 2016の予選は、2014年9月から2015年11月にかけて開催された。
本大会はフランスで行われるため、同国は開催国として予選が免除される。予選は開催国・フランスを除くUEFAに加盟する53の国と地域が23の本大会出場権を懸けて争う予定である。また、ジブラルタルが予選に初めて出場した。
本大会出場国
出場予定チーム
UEFAに加盟する54の国と地域のうち、開催国のフランスを除く53の国と地域に予選の参加資格がある。
シード順
シード順は、2014年1月24日に発表された。
組み合わせ抽選会は、2014年2月23日にニースのパレ・デ・コングレ・ザクロポリで行われた。
抽選の手順は以下の通りである。
- ポット1から6にはグループAからHのボールが入り、グループIのボールはポット1から5に入る。
- テレビ放映権の兼ね合いで、イングランド、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダの各国は6つの国・地域のグループに振り分けられる。
- 以下の3組については政治的衝突に関連し、別の組に振り分けられる。
- スペインとジブラルタル(ジブラルタル帰属問題参照)
- アルメニアとアゼルバイジャン(ナゴルノ・カラバフ参照)
- グルジアとロシア(南オセチア、アブハジア、南オセチア紛争 (2008年)参照)
- 開催国のフランス(ポイント:30,992、順位:11位)は予選が免除されているが、予選開催中はグループIにおいて試合のないチームとの親善試合を行う。あたかもこのグループに入り予選を行うようなイメージであるが、あくまでも親善試合であり、これらの試合結果は対戦相手のグループステージの成績には反映されない。
開催方式
UEFAに加盟する53の国と地域が6か国からなる8組と、5か国からなる1組、計9組に分かれ、ホーム・アンド・アウェーでの総当たりリーグ戦を行う。各グループの首位と2位が予選を通過し、3位の9か国のうち成績が最も上位の国も予選を通過。残る3位の8か国が2か国ずつ4組に分かれホーム・アンド・アウェーでのプレーオフを行い、勝利した4か国が予選を通過する 。
また、各グループで勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する。
- 当該チーム同士の対戦における、獲得ポイントの多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少
- 当該チーム同士の対戦における、アウェイゴールの多少
- 1.〜4.を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらチームに1.〜4.を適用して再度比較する。それでも決着しない場合は、6.以下へ進む。
- 当該チームの全試合における、得失点差
- 当該チームの全試合における、ゴール数の多少
- 当該チームの全試合における、アウェイゴールの多少
- 当該チームの全試合における、フェアプレーランキングの比較
- UEFAランキング(シード順)




